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2011年 03月 03日

宝鏡寺(春の人形展)

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堀川寺之内にある宝鏡寺を訪れました。(2008年3月2日訪問)



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普段は非公開のお寺ですが、春と秋に開催される人形展の期間に拝観することができます。
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中世京洛に栄えた尼五山の一つであった景愛寺の法灯を受け継ぐ宝鏡寺は、百々御所(どどのごしょ)とも呼ばれる門跡尼寺です。
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皇女方が入寺されていたことから御所より人形が贈られ、孝明天皇遺愛の人形をはじめ、由緒ある多くの人形を所蔵しており「人形寺」として知られています。
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春の人形展では毎年異なったテーマで、所蔵する雛人形を中心に展示されます。
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訪れた2008年春のテーマは「御所ゆかりの雛(ひいな)」。お堂の中は撮影ができませんが、入口のこの人形だけ撮影することができました。
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この時、本堂で展示されていた雛人形の中には、光格天皇より拝領された、女雛の袴がよくある緋袴ではなく濃紫袴(こきのはかま)をはいているとても珍しい有職雛がありました。
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皇室ゆかりの雅な雛人形を見ることができる宝鏡寺の春の人形展、今年は「幕末・宮廷の雅(みやび)」というテーマで、光格天皇から贈られたと伝わる直衣雛(のうしびな)などが展示されています。
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雛人形を愛でた後、外に出ると人形塚のそばで和傘が干してありました。
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これは門前にある京和傘の日吉屋商店さんが制作中の和傘で、ここで天日干しをしています。
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普段非公開の宝鏡寺ですが、人形塚のある前庭までは入ることができますので、天気のいい日にはここでカラフルな和傘が干されているのをよく見かけます。
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門跡尼寺らしい雅な風情の中、
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和傘が一層美しい風景を作り出していました。
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宝鏡寺を出て、近くの妙蓮寺に寄ってみました。
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こちらにあるのが秋から春にかけて咲くことで有名な御会式桜(おえしきざくら)。
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10月頃から先出し、4月に満開になる珍しい桜で、散った花びらを持ち帰ると「恋が成就」すると言われています。
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本格的な桜シーズンはまだまだですが、一足先に清楚なピンクの桜の花を愛でることができました。

by kyoto-omoide | 2011-03-03 10:00 | 京都(早春) | Comments(0)
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