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2010年 05月 28日

植治の庭巡り②(白河院庭園、洛翠庭園)

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植治の庭巡り、続いては、岡崎の法勝寺町にある「白河院庭園」です。(2008年5月25日訪問)



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今は私立学校教職員共済組合の宿泊施設となっている「白河院」のお庭になります。
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ここは、かつて白河天皇が営んだ法勝寺の境内にあたり、白河院の名称はそれに因んで付けられたものです。
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ここも七代目小川治兵衛、通称「植治」が作庭したお庭です。
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山への眺望を活かしつつ和館の傍にクロマツの大木を配することで、敷地に遠近感を与えるなどの工夫が凝らされています。
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さらに、樹木の特性を熟知した植栽の配置、琵琶湖疏水から引かれた水流の巧みな取り扱いなど、植治による円熟の技が随所に現れた貴重なお庭です。
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緑と水の美しさはまさに植治の庭の真骨頂ですね。
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宿泊施設のお庭ということで、こんな立派なお庭がタダで観られます^^;おじゃましました・・・
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こちらは、白河院からすぐ近い岡崎の閑静な別邸街の白川通りに面した「洛翠」さん。
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元・実業家・藤田小太郎の本宅で、今は、郵政共済組合が運営する「ゆうりぞうと京都 洛翠」として、京料理、宴会、婚礼、宿泊などの施設になっています(した)。
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3300平方メートルの敷地内に広がるこのお庭も、植治によって明治42年に造られました。
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庭の中央には琵琶湖を模した池が造られています。
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池のほとりには、今から約280年前に中国・清から伝来、移築した「画仙堂」があります。
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この画仙堂は、詩仙堂、歌仙堂(高台寺・圓徳院)と並び、京都三仙堂のひとつに数えられています。
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ここも東山を借景に緑と水の美しい植治の庭です。
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この橋は現在の琵琶湖大橋の位置にあり、1枚岩を使っています。その下方、近江大橋の位置には珍しい青石を使った橋もあります。
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こんなに美しいお庭ですが・・・
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郵政共済組合の宿泊事業終了に伴い2009年5月10日に閉館になりました。
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1年経った今もまだ門は閉まったままのようです。またいつか新たな経営者によって再開されれるまで、このお庭も手入れがされていればいいのですが・・・。

by kyoto-omoide | 2010-05-28 15:30 | 京都(初夏) | Comments(0)
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