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2010年 07月 11日

桔梗咲く廬山寺(後編)

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お参りした後は源氏庭に咲く桔梗をゆっくり愛でます。



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この廬山寺のある場所はかつての紫式部の邸宅跡と言われていることから、この庭は「源氏の庭」と呼ばれています。
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そして、源氏物語の第20帖の巻名になっている朝顔とは、桔梗のことであることから、この庭にたくさんの桔梗が植えられるようになりました。
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また桔梗の花の色が紫式部の紫ということも由縁の一つです。
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庭の中ほどには、
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「紫式部邸宅址」の石碑があります。
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その石碑を包み込むように美しく桔梗が咲いていました。
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四方を低い塀で囲まれた白砂と苔の美しい枯山水庭園です。
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白砂には小島のように苔が浮かび
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小島の上にきれいに手入れされた桔梗が咲き誇ります。
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この庭の桔梗は紫一色。
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白砂に松と苔の緑が基調となっているこの庭には、気品があって清楚な紫の花が一番調和しているように感じます。
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美しく桔梗が咲く庭園を心静かに眺めながら
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紫式部が暮していた平安時代に思いを馳せることができました。

by kyoto-omoide | 2010-07-11 15:30 | 京都(初夏) | Comments(0)
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