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2010年 08月 17日

五山の送り火2010 -真如堂-

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送り火を控えた真如堂へ(2010年8月14日訪問)



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久しぶりに真如堂の庭園を拝観しました。
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このお庭は「涅槃の庭」と言います。
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中央の石が、ちょうど入滅されるお釈迦様で、その周りの石が、それを悲しむお弟子さんの姿を表しています。
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そしてこのお庭の向こうには「大文字」を見ることができます。
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今年の夏の大猛暑で、大文字がある大文字山(如意ケ岳)でも、ナラ枯れによる「紅葉」が深刻化しています。
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紅葉のように見えますが、木々が赤茶けて枯れたもの。
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ナラ枯れの原因はカシノナガキクイムシという虫によるもので、今夏の猛暑と少雨が急拡大の原因と言うことです。
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2日後の16日に行われる送り火では、火が燃え移らないよう松割木の数を例年より2割減らすことになってしまいました。
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そして、真如堂に今年7月、新しいお庭が造られました。
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本坊書院に面した約80平方メートルのこのお庭は、東福寺方丈庭園などを手がけた作庭家重森三玲氏を祖父に持つ重森千青氏が設計し、約2年かけて整備したものです。
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石材は、境内の玉垣や墓所で使わなくなった縁石を用い、色の異なる砂利を敷き詰めて幾何学的な模様が醸し出すモダンな空間に仕上げ、「真理が縁によってさまざまな姿をみせる」という意味の仏語「随縁真如」から、「随縁の庭」と名づけられました。
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真如堂では送り火の日に精霊送り灯ろう供養会が行われます。おととしの送り火はここから眺めました。
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境内から、もう一度大文字を見上げました。

そして、8月16日20:00・・・大文字に火が入ります。
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これはおととし、ここから眺めた大文字です。今年は前述のとおり松割木を減らすので例年よりやや小ぶりの送り火になりそうとのことでしたが、実際はどうだったでしょうか。

by kyoto-omoide | 2010-08-17 13:30 | 京都(夏) | Comments(0)
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