
寺町二条の「一保堂茶舗嘉木」さんを訪れました。(2009年1月4日訪問)

一保堂は今から約290年前の享保年間(1717年)創業の京都に本店を構える日本茶の老舗専門店です。

創業当初は、茶、茶器、陶器を扱う「近江屋」でしたが、その後お茶の品質の良さが評判を呼び、今から約160年前の弘化3年(1846年)に、山階宮(やましなのみや)より「茶、一つを保つように」と「一保堂」の屋号を賜ったということです。

こちらが扱うお茶は、穏やかな香りと上品な甘み、まろやかな味わいが特徴の「京銘茶」です。

木津川、宇治川両水系の気候で栽培され、宇治発祥の「宇治製法」でつくられたお茶を中心に取り扱っています。

奥にある喫茶室「嘉木」では一服のお茶とお菓子を楽しむことができます。

日本茶専門の喫茶室ながらすっきりとした空間です。

「喫茶去」とは「まあ、お茶でもお飲みなさい」と言う意味の茶席の禅語。気軽にお茶をいただくスタイルです。

各テーブルには時計が置いてあります。

今回いただいたのが、煎茶「嘉木」(お菓子がついて662円)です。

「淹れるところからご自分で。」それが嘉木の喫茶スタイルということで、自分の選んだ茶葉の一番おいしい淹れ方をお店の方から丁寧に教えていただけます。

煎茶の場合は、器が2つついてきます。これはお湯の温度を下げるため、器から器へお湯を注ぐために使用するもので、各テーブルに時計が置いてあるのは正確に温度調整をするための時間を図るためです。

早速教えられたとおりにお茶葉が入った急須に

しっかり温度調節をしたお湯を注ぎます。

「嘉木」は一保堂が扱う最上級の煎茶ということで、しっかりとした甘み、はなやかな香り、じんわり広がるうまみを楽しむことができました。


季節のお菓子と一緒に美味しい日本茶をゆっくりといただくことができました。

老舗のお茶屋さんながら、気軽にリーズナブルに日本茶を楽しむことができるお店です。

こちらは、御室仁和寺の近くにある「御室さのわ」さんです。(2008年8月16日訪問)

外観からは日本茶のカフェとはわからないですね。

「さのわ」とは「茶の和」の意味で、お茶を通して和んでほしいとの願いがこめられているそうです。

お店の中もカウンターが並ぶスタイリッシュな空間が広がっています。

日本茶のお店なのにモダンな雰囲気の空間にしたのは、若い人にも日本茶に興味を持ってもらえる場所にしたかったからだそうです。

全国から選び抜かれた茶葉を使って、料理人も使う京見峠の名水で淹れたお茶がいただけます。カウンター席の目の前で煎茶道を修めたスタッフがお点前を披露してくれます。

今回は開店早々に訪れて、1日10食限定のロールケーキ「おむろ」(煎茶付き1,050円)をいただきました。

このロールケーキは、烏丸御池にある「ミディ・アプレミディ」の人気パティシエール津田陽子さんが作られたフロールの小豆バージョンです。

もちろん煎茶も香り高い美味しさで、甘さを控えたやさしい味わいのロールケーキとの相性も抜群で、至福の時間を過ごすことができました^^