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2010年 09月 26日

御寺泉涌寺 -中秋の名月を愛でる会(後編)

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お月さまもだいぶ高い位置まで昇ってきました。



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御座所を出て、最後にもう一度境内を歩きます。
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大門から参道を下って正面に位置するこの仏殿は、寛文8年(1668年)徳川四代将軍家綱によって再建されました。
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いわゆる「本堂」にあたる建物です。
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一重もこし付入母屋造り本瓦葺きの唐様建築の代表的な造りで、国の重要文化財となっています。
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仏殿の中には、運慶作と伝わる過去・現在・未来の三世を表わす阿弥陀・釈迦・弥勒の三尊仏が安置されています。
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ちょうど正面に月を従え闇に浮かび上がる仏殿の姿は神々しくさえありました。
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あとは閉門時間まで、この貴重な風景をゆっくり眺めることにしました。
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多くのお寺では門から上がった位置に本堂などの伽藍が置かれる場合が多いですが、
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泉湧寺は、総門から下がったところに伽藍があるという独特の構造になっています。
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そのおかげで、このように仏殿とお月さまを真正面に見ることができます。
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帰りは総門に向かって坂を上がっていくことになるので、
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お堂はより低く、お月さまはより高く見えるようになっていきます。
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それに連れて、月の光も
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より大きく明るさを増してきたように感じました。
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総門に近づくと、参道横の木々が生い茂るようになってきます。
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山と木に囲まれた境内は昼間でもかなりの雰囲気がありますが、
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月明かりに照らされた夜の光景は厳粛さを増します。ここにいるだけで自分の心と身体が浄化されていくような気がしました。
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ずっとここに佇んでいたかったですが、
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そろそろ閉門時間になりました。
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総門を出ると、門の向こうに仏殿、その上に輝くお月さまを見ることができました。
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門の下に置かれた行灯の灯り
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その光に照らされるかのように仏殿が静かに佇んでいました。
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・・・そして静かに門が閉じられ、ここはいつもの聖域の姿に戻りました。
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泉湧寺の夜間拝観は、今年も11月13日から23日までの間、行われることになりました。ちょうど御座所庭園の紅葉がきれいな時期ですね。

by kyoto-omoide | 2010-09-26 20:00 | 京都(初秋) | Comments(0)
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