MEMORY OF KYOTOLIFE

kyotomoide.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2010年 11月 03日

妙心寺曝凉展

妙心寺曝凉展_b0169330_2227745.jpg
妙心寺の曝凉展を訪れました。(2008年11月3日訪問)



妙心寺曝凉展_b0169330_22271593.jpg
京都の名刹と言われるお寺では、多くの国宝や重要文化財を所有していますが、普段は蔵などに保管されているのを年1回虫干しを兼ねて公開されるのが「曝涼展」です。有名なところでは、大徳寺が10月第一週の日曜日、そして妙心寺が11月3日を含む2日間、行われています。
妙心寺曝凉展_b0169330_22292847.jpg
妙心寺の曝凉展は大方丈で行われます。
妙心寺曝凉展_b0169330_22284026.jpg
大方丈の前には苔で覆われたシンプルな庭園が広がります。
妙心寺曝凉展_b0169330_22282473.jpg
大方丈の中には、南側3室は狩野探幽、北側3室は狩野洞雲の筆による襖絵があることで知られます。
妙心寺曝凉展_b0169330_22281591.jpg
曝凉展は、この大方丈の中に展示物が並びます。(この写真は別の日のものです。)
妙心寺曝凉展_b0169330_2228535.jpg
一番多いのは仏画の掛け軸で、十六羅漢像、涅槃図、布袋図、寒山拾得図などなど。普通に国宝や重要文化財が所狭しと並べられていました。
妙心寺曝凉展_b0169330_22272524.jpg
大方丈の後、第2会場となる微妙殿に行く途中で、抹茶とお菓子をいただきました。
妙心寺曝凉展_b0169330_22274256.jpg
お菓子は鼓月の「水むらさき」。お抹茶と一緒に美味しくいただきました。
妙心寺曝凉展_b0169330_22285846.jpg
第2会場の微妙殿では、主に屏風が展示されていました。
妙心寺曝凉展_b0169330_2229833.jpg
曝涼展は虫干しが主たる目的ですので、ものすごい価値のあるものが、実に無造作に展示されています。博物館の展示と違い説明もシンプルなものです。
妙心寺曝凉展_b0169330_22291713.jpg
そういう意味で、実にお寺らしい渋い展覧会の趣でした。昨年は、東京と京都の国立博物館で「妙心寺展」が行われたため曝涼展は中止されましたが、今年はどうだったのでしょうか。HP等を見てもわかりませんでしたが、PRを積極的に行わないというところも、お寺の曝涼展らしいところなのかもしれませんね。

by kyoto-omoide | 2010-11-03 09:00 | 京都(特別公開) | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード


<< ねねの道 -石塀小路~圓徳院-      第45回京都非公開文化財特別公開 >>