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2011年 01月 20日

淡雪の大徳寺 -瑞峯院-

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高桐院を出て、同じく塔頭の瑞峯院を訪れました。(2009年1月12日訪問)



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受付を済ませ方丈に上がると、雪化粧した枯山水庭園が広がっていました。
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方丈南側のこの庭園は、「独坐庭(どくざてい)」というお庭です。
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昭和期の作庭家、重森三玲によって作庭されました。
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大刈込と巨石で表した蓬萊山から延びる半島と小島に打ち寄せる荒波を砂紋で描いています。
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小島と波紋にうっすら積もった雪が、美しい模様を描き出していました。
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ここから見ると、大海に絶え間なく打ち寄せる荒波にもまれながらも雄々と独坐している感覚を味わえると思います。
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どんどん強くなる日差しに、
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もとの石砂の姿に戻りつつありました。急速に雪が溶けていきます。
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それも京都の雪の特徴で、なかなか見れないからこそ美しさもひとしおだと思います。
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方丈の建物は創建時のまま残り、室町時代の方丈建築の貴重な遺構となっています。
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方丈の北側には「閑眠庭(かんみんてい)」と呼ばれるお庭が広がります。
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こちらは北側の日陰にあることもあって、雪の溶け具合もゆっくりでした。
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お庭には7個の石組があり、縦に配された4個の石と横に配された3個の石の流れが十字架を形作っています。
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訪れる人もほとんどいない中、静かに趣深い石庭と向き合うことができました。

by kyoto-omoide | 2011-01-20 09:40 | Comments(0)
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