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2012年 05月 09日

長崎旅情 -長崎(前編)-

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今年のGW前半、長崎に行ってきました。(2012年4月27日~29日訪問)



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平和記念像がある長崎平和公園は、昭和20年に投下された原子爆弾落下中心地域に設けられました。
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垂直に高く掲げた右手は原爆の脅威を、水平に伸ばした左手は平和を、横にした足は原爆投下直後の長崎市の静けさを、立てた足は原爆の恐怖を表し、軽く閉じた目は原爆犠牲者の冥福を祈っています。
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平和公園の北側からは町並みに溶け込むように教会が見えてきます。
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赤レンガが美しいロマネスク式教会の浦上天主堂です。
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長崎原爆によって破壊されましたが、1958年に再建されました。
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現在は、カトリック長崎大司教区の司教座聖堂となり、所属信徒数は約7千人の建物・信徒数とも日本最大規模のカトリック教会になっています。
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浦上地区から市内中心部に戻り、休憩がてら喫茶店「ツル茶ん」へ。
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変わった名前の喫茶店ですが、こちらは長崎はもとより九州でも最も古い喫茶店で知られ、
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創業はなんと1925年(大正14年)。
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店名の由来は、「ツルの港の長崎に初めて生まれた喫茶店」。創業時の建物は東洋日ノ出新聞社社屋で、現在も店内は歴史を感じさせるレトロな空間が広がり、創業当時の貴重な品物が展示されています。
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いただいたのが長崎名物の「ミルクセーキ」。
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ミルクセーキって長崎名物だったっけ?と思われるかもしれませんが、見てのとおり、他とはちょっと違います。
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長崎のミルクセーキは「飲む」のではなくて「食べる」のです。シャーベット状のこの長崎独特のミルクセーキの発祥のお店が、ここ「ツル茶ん」と言われています。しゃりっとした食感のミルクセーキは、爽やかな甘さで美味しかったです^^
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やはりお寺にも行ってしまいます^^;訪れたのが長崎の代表的なお寺「崇福寺」です。竜宮城を思わせる三門は「龍宮門」とも言われています。
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どことなく中国風の雰囲気の崇福寺は明僧超然が創建した黄檗宗の寺院です。黄檗宗といえば京都の萬福寺(前編後編)が総本山ということで、お寺の雰囲気もとてもよく似ていました。
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階段を上がると国宝の「第一峰門」が見えてきます。
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創建は寛永21年(1644年)頃と推定されています。
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第一峰門をくぐると、こちらも国宝の「大雄宝殿」が見えてきます。
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本堂にあたる大雄宝殿は生保3年(1646年)の建立で長崎市に現存する最古の建物です。
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ご本尊釈迦如来坐像を祀り、向かって右脇侍に迦葉尊者、左は阿難尊者の立像を従えています。
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大雄宝殿でお参りをし、境内を回ります。
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萬福寺でもおなじみの木魚もありました^^
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崇福寺の拝観を終え、お寺の続く路を歩いていくと、
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興福寺の山門が見えてきました。
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興福寺は先ほど訪れた崇福寺とともに長崎三福寺の一つに数えられ、
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寛永元年(1624年)に中国僧の真円により創建された日本最古の黄檗宗の寺院です。
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黄檗宗の開祖 隠元禅師ゆかりの寺院として知られ、隠元禅師が中国から初めて日本に渡海され住持したお寺です。
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さて、夕刻になって夕食に向かったのがこちらのお店。
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訪れたのが「吉宗(「よしむね」と書いて「よっそう」と読みます。)本店」です。慶応2年(1866年)、吉田宗吉信武が「吉宗」を屋号として、茶碗蒸し・蒸し寿司専門の店を開業したのが始まりです。
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お勧めの吉宗定食(2100円)をいただきました。
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大きなどんぶり2つの蓋を開けると、
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よっそう名物の特大茶碗蒸し。
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そしてこちらが、アナゴのかば焼き、魚のそぼろ、卵焼きを乗せた蒸し寿司。2つの夫婦蒸しで御一人前となります。
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定食にはこれに長崎名物の一つ、豚の角煮などがついてきます。
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140年の歴史を持つ茶碗蒸しは、あなご、白身の魚、かしわ、しいたけ、きくらげ、銀なん、タケノコ、蒲鉾などの吟味された材料が素朴な味を引き立てる逸品でした。
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食後はロープウェイに乗って稲佐山へ。標高333mの稲佐山山頂展望台から見る長崎港の夜景は、函館の函館山、神戸の六甲山と共に日本三大夜景として知られています。
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訪れたこの日は長崎港で長崎帆船まつりが開かれ、埠頭に駐留された帆船もライトアップされていました。
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帆船の向こうには長崎市街の灯りが広がっていました。
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美しい夜景を堪能した後は、再びロープウェイに乗って山を下ります。
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ロープウェイの中から港を見下ろしていると、花火が打ち上がりはじめました!
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ちょうど帆船まつりで行われた花火大会の時間帯にロープウェイに乗っていたため、
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打ち上げ花火を鑑賞しながらの空中散歩となりました^^
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ロープウェイの乗車時間は5分ほどで、
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次々と打ちあがる花火を観ながら、
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段々と高度が下がっていきます。
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最後に大きく打ちあがった花火を観たところでロープウェイは山麓に到着しました。

by kyoto-omoide | 2012-05-09 13:30 | 九州 | Comments(0)
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