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2012年 11月 24日

紅葉の仙洞御所(後編)

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続いては南池が広がってきました。(2008年12月3日訪問)



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青空を映す池面に散紅葉がそよぎ、
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池の周りも美しい紅葉に彩られていました。
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特にこの楓は、黄色とオレンジと赤が混じった鮮やかさで、
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秋の日差しを受けて輝くようでした。
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南池に沿って歩いていくと、
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先ほど渡った紅葉橋が見え、
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行く手にこれから渡る八つ橋が見えてきました。
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周りの紅葉も一層鮮やかです。
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八つ橋を渡っていくと、左手に見えてくるのが紅葉に包まれた雄滝。
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雄滝が注ぐ池面が赤く染まっていました。
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雄滝の左には紅葉橋も見えています。
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八つ橋から右側を見ると、
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これから向かう醒花亭が見えています。
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八つ橋を渡っていくと、風情ある形の石灯籠がありました。
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鮮やかな紅葉を見ながら、
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醒花亭を遠望しながら南池に沿って進んでいきます。
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左手には、土佐橋(右)と紅葉橋(左)を見渡しました。
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この辺りから陽光を受けた紅葉の後ろを歩いていくことになり、
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日差しが透けるように浮かび上がる紅葉はこの上ない美しさで広がっていました。
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美しい紅葉風景の連続にため息と感嘆の声を上げながら歩きました。
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先ほど渡った八つ橋を見渡すこの辺りの岸辺は、
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丸い石を敷き詰めた州浜が広がり、
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緩やかな曲線を描く池は青空を映し、池畔を彩る紅葉と相まってまさに絶景の美しさでした。
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そして、州浜のそばにあるのが「醒花亭(せいかてい)」。
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東庭には加藤清正の献上と言われる朝鮮燈籠が見えます。
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醒花亭から続く広い路は桜の馬場と呼ばれ、春は桜が美しいそうです。
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秋を彩る紅葉も美しく、
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歌人柿本人磨呂が祀られている柿本社を見ながら進むと、
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紅葉に彩られた桜の馬場が続き、
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奥に醒花亭を見渡す美しい風景が広がりました。
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右手には州浜の続く南池を彩る紅葉が広がります。
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しかし、何度も振り返ってしまうほどの美しい景色に、
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なかなか前に進めませんでした。
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ようやく桜の馬場を抜け、
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南池ともお別れです。
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もう一度この美しい風景を目に焼き付け、
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紅葉のトンネルを抜けると、
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北池へと戻ってきました。
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仙洞御所の一周の参観時間は約1時間。
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目もくらむような紅葉と美しい風景の連続に、これほど濃厚な時間を過ごせたことに心から感謝しました。
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きっとこの時に一緒に回った方たちも同じ思いだったんではないでしょうか。
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最後にもう一度、北池からの風景を目に焼き付け、
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御庭口の門をくぐり、仙洞御所に別れを告げました。

by kyoto-omoide | 2012-11-24 13:50 | 京都(紅葉) | Comments(0)
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