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2013年 03月 25日

東寺(前編)

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春の東寺へ。(2012年3月20日訪問)



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九条通に架かる歩道橋の上に立つと、
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朝日に照らされた五重塔が、
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お濠の水面にその姿を映していました。
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爽やかな朝の青空の下を歩いていくと、
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南門が見えてきました。
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ここから境内へと入ります。
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金堂と五重塔の間から、
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朝日が境内に差し込み、
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小子房の勅使門に木々の影を落としていました。
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静寂の境内を歩いていくと、
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左手に東寺の本坊の門が見えてきて、
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門前から中を覗かせていただくと、
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石畳と白砂の美しい路が本坊の建物へと続いていました。
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路の先に続く、
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真っ赤な絨毯と生け花が印象的でした。
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さらに進んでいくと見えてくるのが、
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都七福神の一つ、
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毘沙門天を祀る毘沙門堂。
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そして御影堂を回り込むように進みます。
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この御影堂は国宝に指定され、東寺を造営した弘法大師空海がお住まいになったお堂です。
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その御影堂のそばで毎年3月に花を咲かせるのが、
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濃いピンクの花が美しい河津桜です。
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河津桜は早咲きの桜で、ソメイヨシノなどと比べても桃色が濃いため、
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より一層艶やかに春の訪れを感じさせてくれます。
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河津桜は1955年に伊豆の河津町で原木が発見されたことから名づけられた桜です。
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河津町では河津川にそって「河津桜並木」が約3km続き、
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毎年行われる河津桜祭りには大勢の人が一足早いお花見に訪れます。
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そしてここ京都の東寺でも、他の桜に先駆けて、美しい花を咲かせていました。
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まだ蕾から目覚めたばかりの花も、
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陽春の光に輝くように咲く花も、
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ようやくやってきた春を謳歌するように青空に咲き誇っていました。
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そばにある鐘楼も、
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ピンクの花に包まれ、
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美しい桜色に染まっていました。
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艶やかな河津桜を愛で、見も心も桜色に染まりそうな時間を過ごすことができました。

by kyoto-omoide | 2013-03-25 07:00 | 京都(桜) | Comments(0)
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