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2014年 02月 05日

冬の妙心寺 -早朝の境内(前編)-

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冬の早朝の妙心寺へ。(2013年1月18、19日訪問)



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まだ夜も明けきらぬ冬の早朝、南総門をくぐります。
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境内はまだ闇に包まれ、
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三門もほのかな明りに照らされていました。
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少しずつ空の色が群青色へと明けていく中、
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まだ人気のない境内を歩いていくと、
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仏殿の扉が開かれていました。
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お堂の中から漏れる明りが幻想的で、
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導かれるように釈迦如来坐像へと進みます。
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中からは朝の勤行の声が聴こえてきて、
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早朝の境内に響き渡っていました。
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階段を上がり、
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じっと手を合わせました。
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振り返ると、少しずつ明けてきた空に三門が浮かび上がっていました。
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早朝の張りつめた空気の中で、厳粛なお参りをすることができました。
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お参りの後は境内を歩いていきます。
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参道からは仏殿、法堂、大方丈を一直線に見渡し、
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群青色の空にシルエットを浮かび上がらせていました。
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しばらく佇んでいると、
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東の空からオレンジに染まり始めました。
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少しずつ境内も明るさを増していき、
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朝ぼらけの空の下で、重厚なお堂がその姿を現しはじめていきました。
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法堂と大方丈の間を通り、
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振り返ると、法堂のシルエットが夜明けの空に浮かび上がりました。
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西の空はまだ明けやらぬ群青色をとどめ、
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鐘楼の向こうに参道が奥へと続いていました。
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再び仏殿に戻ってくると朝の勤行は終わり、
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ようやく境内は冬の朝へと姿を変えていきました。

by kyoto-omoide | 2014-02-05 06:10 | 京都(冬) | Comments(0)
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