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2014年 03月 08日

東大寺・お水取り

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東大寺・お水取りへ。(2008年3月8日訪問)



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南大門をくぐり、闇に浮かぶ大仏殿を見ながら上がっていくと、
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お水取りの行われる二月堂が見えてきます。
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お堂の周りには既に大勢の人で埋まっていました。
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しばらくすると、二月堂の舞台で「お松明」があがり始めました。
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大きな松明に火が灯され、
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舞台を走っていきます。
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燃え盛る松明からは火の粉が、
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真っ暗なお堂に降りかかります。
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このお松明で有名な東大寺のお水取りは、奈良に春を告げる行事として知られ、
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正しくは「東大寺二月堂修二会」ですが、お水取りやお松明の名で知られています。
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天平勝宝4年(752年)、東大寺開山良弁僧正の高弟、実忠和尚によって始められたと伝えられ、
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以来、一度も途絶えることなく続けられ今年で1263回を数えます。
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本行は3月1日(金)~14日(木)までの2週間ですが、2月後半から始まる前行と合わせれば約1ヶ月にも及ぶ大きな法会で、
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この2週間、二月堂の舞台に毎晩あがる「お松明」と、12~13日の深夜に行われる「お水取り」が大変よく知られます。
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現在は3月1日から2週間にわたって行われていますが、もとは旧暦の2月1日から行われていたため、
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二月に修する法会という意味をこめて「修二会」と呼ばれるようになりました。また二月堂の名もこのことに由来しているそうです。
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この「修二会」の法要は、正しくは「十一面悔過(じゅういちめんけか)」と言い、十一面観世音菩薩を本尊とし、「天下泰平」「五穀豊穣」「万民快楽」などを願って祈りを捧げ、人々に代わって懺悔の行を勤めるものです。
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長い歴史と深い意味を持つお松明が終わると、
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見ていた人々がお堂の下に一斉に集まります。これは松明の燃えかすを拾うためで、この燃えかすを護符として持ち帰ると1年間無病息災で過ごせると言われています。
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お松明が終わった後の二月堂に上がると、
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奈良の夜景が眼下に広がり、
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大仏殿がシルエットとなって浮かび上がっていました。
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二月堂は寛文7年(1667年)にお水取りの最中に失火で焼失し、現在のお堂は2年後に再建されたものです。
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ご本尊は大観音、小観音と呼ばれる2体の十一面観音像で、どちらも何人も見ることを許されない絶対秘仏となっています。
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お参りを済ませた後は、もう一度奈良の夜景を見渡し、回廊の階段を下っていきます。
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途中には燃え尽きたばかりの松明や、
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柄が立てかけてありました。
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お松明は連日行われますが、中でも「お水とり」の修法直前の3月12日の夜には、籠松明(かごたいまつ)と呼ばれる特大の松明11本が二月堂の舞台から突き出され、さらに大勢の人でお堂の周りはごったがえします。
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お水取りが終わると、奈良にも春が足早にやってきます。

by kyoto-omoide | 2014-03-08 19:00 | 奈良 | Comments(0)
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