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2015年 08月 28日

梅小路蒸気機関車館(前編)

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梅小路蒸気機関車館。(2008年8月31日訪問)



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もうずいぶん昔の夏の朝、梅小路公園を歩き、
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梅小路蒸気機関車館を訪れました。
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梅小路蒸気機関車館は、1972年(昭和47年)10月10日に日本国有鉄道(国鉄)により日本の鉄道開業100周年を記念して京都市下京区にある梅小路機関区の扇形庫を活用して開設されました。
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明治から昭和にかけて旅客用、貨物用など、設計・製造された蒸気機関車が、
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全部で19両を保存しており、そのうち7両は動態保存車両となっています。
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SLやまぐち号で活躍するC57形1号機や、SL北びわこ号のC56形160号機も、営業運転がない時はここで検査・修繕を受け展示されています。
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この扇形庫も1914年(大正3年)に建設された鉄筋コンクリート造で、2004年(平成16年)に国の重要文化財に指定されました。
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扇形車庫は上から見ると、その姿が扇を開いた形に見える蒸気機関車の車庫です。
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梅小路蒸気機関車館の扇形車庫は、現存する最古の鉄筋コンクリート造りの扇形車庫で、
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20線の引き込み線を持っており、現在でも車庫内では蒸気機関車の保守や修繕などを行われています。
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実際に蒸気機関車がけん引する客車に乗れて楽しめるのが人気の「SLスチーム号」。
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館内展示運転線の往復1kmを約10分間にわたり走行し、
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蒸気機関車の旅の気分を味わうことができます。
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動態保存されている機関車を順番に運転しています。
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こちらはC62形2号機。
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1948年から1949年の間に49両が製造された超大型の旅客用機関車で、
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特急「つばめ」をけん引したことでも有名です。
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この梅小路蒸気機関車館は、
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もうすぐ8月30日に閉館となります。
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そして2016年春にオープンする京都鉄道博物館に併設する形で再出発することになります。
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この梅小路機関車庫(扇形車庫)ができたのが1914年(大正3年)、
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そして梅小路蒸気機関車館ができたのが1972年(昭和47年)。
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43年の長きにわたり、石炭の香りと汽笛の音を今に届けてきました。
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来年の春、新たな形で、蒸気機関車の魅力を届けてくれるものと思います。
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梅小路蒸気機関車館のすぐ横では京都市電N27が動態保存され、
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蒸気機関車館の西側の約250mの路線を運転していました。
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この場所での運転は2013年9月で終了し、
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その後、2014年3月8日にオープンしたすざくゆめ広場に移設されました。その際、 リチウムイオン電池を動力源にしたバッテリー化されましたので、ポールを架線に上げて運転する風景も見ることができなくなりました。
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明治28年から京都の町を走り、市民に愛されていた市電。
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そんな面影を乗せた小さな電車が緑の中を進んでいきました。

by kyoto-omoide | 2015-08-28 09:30 | 京都(その他) | Comments(0)
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