化野念仏寺(千灯供養)

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嵯峨野の化野念仏寺で行われる千灯供養に行ってきました。(2008年8月23日訪問)



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千灯供養とは、毎年8月23日、24日に、化野念仏寺境内の西院の河原にまつられている数千体の無縁仏にろうそくを灯し、供養する宗教行事です。
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境内にまつられている石仏・石塔は大昔にあだし野一帯に葬られた人々のお墓です。
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それが何百年という歳月を経て無縁仏と化し、あだし野の山野に散乱埋没していた石仏を明治中期に地元の人々の協力を得て集め、十三塔と釈迦座像を囲む形で、釈迦の説法に耳を傾ける人々の姿になぞらえて並べられています。
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その石仏の数は8000体もあるとか・・・
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この無縁仏の霊にろうそくをお供えする千灯供養は、地蔵盆の夕刻より行われ、ろうそくの光と闇と石仏が織りなす光景は浄土具現の感があり、多くの参詣者が訪れます。
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以前は予約制だったようですが、今では誰でも1000円の供養料を払い、ろうそく1本を受け取ってお参りすることができます。
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「あだしの(化野)」とは、はかない、むなしいという意味で、「化」の字には、「生」が「死」と化する・・この世に再び生まれ変わること、極楽浄土への思いなどが込められたものだということです。
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京都の「~野」とつく地名がいくつかあります(清水寺近くの鳥野辺など)が、その多くはその昔葬送の地であったと言われています。
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この化野もそんな葬送の地だった場所の一つですが、「化野に行くと悪い霊に憑かれる(疫病に感染する)」不吉な場所として伝承され、近寄りがたいとする京都の人もまだおられるようですね。
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一人一人が順番に、この四角く囲まれた聖域の中に入り・・・
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無縁仏の霊に小さなろうそくを手向け、手を合わします。
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いろいろな人の思い、祈りを込めたろうそくの灯がはかなく揺れ動きます。
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やがて、闇の中で、多くの人の思いを込めて集まったろうそくの光が、まるでひと時の極楽浄土を創りだしていく様を見ていると、何か暖かい気持ちにもなりました。
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ここを訪れた人みんながそう感じてるんではないかと思うくらい暖かくゆるやかな時間が流れていました。
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幽玄な雰囲気に包まれた千灯供養、自分の供えたろうそくも千の中の一つとしてゆらめいていることに何かを感じ取った時間を過ごすことができました。
by kyoto-omoide | 2009-08-23 18:00 | 京都(夏) | Comments(0)
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