MEMORY OF KYOTOLIFE

kyotomoide.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2009年 11月 02日

法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)

法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_026325.jpg
大豊神社を出て、もう一度哲学の道を北上します。途中、「cafe Terrazza」さんでランチにすることにしました。



法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_0263788.jpg
哲学の道の疏水沿いのオープンカフェです。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_19571793.jpg
パスタ・ランチをいただきました。疏水沿いの木々の緑を見ながら、スープに・・・
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_19572352.jpg
サラダに・・・
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_19571079.jpg
おいしいパスタをいただきました。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_235774.jpg
食後は銀閣寺に入りました。室町幕府八代将軍足利義政公によって造営された銀閣寺。銀閣は2年間の修復工事中でしたが、さすがに人が多いです。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_23565063.jpg
基本的に金閣寺や銀閣寺などの有名寺院は人の多い時間帯は近づかないようにしていましたが、今回、銀閣寺の秋の特別公開があったため、意を決して!?訪れました。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_2357270.jpg
特別公開では、まず、江戸時代に再建された方丈(本堂)に上がって、ご本尊の釈迦牟尼仏を拝観します。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_23565823.jpg
江戸期の南宋画家の巨匠たちの描いた襖絵も見ることができ、西の間では与謝蕪村の襖絵「棕櫚に叭叭鳥(しゅろにははちょう)図」があり、叭叭鳥が右下から左上にかけて飛ぶ様子が活き活きと描かれていました。中室には 与謝蕪村 「飲中八仙図」、東の間には池 大雅 「琴棋書画図」も見ることができました。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_23572464.jpg
その後、中庭を見ながら、国宝の東求堂に移動します。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_235875.jpg
ここには銀閣寺型手水鉢(ちょうずばち)があります。高さ81cmほどの花崗岩の手水鉢で、江戸時代以後の制作だそうです。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_235825.jpg
国宝に指定される東求堂は1468年の建立と言われる義政の持仏堂で、阿弥陀如来像を安置し、足利義政公法体(像)も安置されていました。また、奥にある義政の書斎は「同仁斎」と呼ばれる四畳半の書院で、草庵茶室の原型、四畳半の間取りの始まりと言われています。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_23573152.jpg
最後に、弄清亭までお庭を眺めながら移動します。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_2357355.jpg
「弄清亭」 は、 義政がお香を聞いた 「香座敷」で、平成8年に弄清亭を改築した記念として奥田元宋が3年の月日をかけて描いた襖絵を3作見ることができます。
・明かりを消すと、ほの白く浮かび上がるボタンの花々が印象的な 「薫園清韻」
・新緑の緑に覆われ、右上から左下へと水しぶきをあげながら流れる奥入瀬渓流の水流、穏やかな川下には満開の桜の木を配する 「流水無限」
・燃えるような紅葉の木々に囲まれた、静かな湖畔、赤々と燃える夕日が描かれた 「湖畔秋耀」
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_23574133.jpg
どれも色彩豊かに描かれた現代の素晴らしい襖絵でした。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_23571581.jpg
本堂、東求堂の特別拝観を終え、庭園を歩きます。先ほど入った東求堂の周りも紅葉が始まっていました。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_23572759.jpg
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_23575164.jpg
順路に従い歩くと境内を見下ろす高台に出ます。銀閣の工事もあともう少し(22年2月までの予定)ですね。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_23575683.jpg
緑の苔に日差しが差し込みました。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_015551.jpg
銀閣寺を出て、鹿ヶ谷通沿いにある「fumica cafe」さんを訪れました。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_01546100.jpg
元舞妓のオーナーさんが始められたお店です。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_0162062.jpg
通りに面したテーブル席のほか・・・
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_0161211.jpg
奥には大きな丸テーブルが置かれた和室のお部屋がありました。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_016326.jpg
テーブル越しには小さな坪庭も見ることができます。
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_0161699.jpg
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_0162499.jpg
さて、注文したのは、お店のイチオシ☆という・・・
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_0162912.jpg
昔、舞妓さんが食べていたおやつ「くちゃくちゃ」(900円)です。オーナーさんが舞妓時代に食べていたなつかしの味を再現したそうです^^
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_0163576.jpg
アイスクリーム、ゼリー、フルーツ、季節のジャムがが盛りだくさんです。これを「くちゃくちゃ」とスプーンで混ぜていただきました^^
法然院と銀閣寺の特別拝観へ(後編)_b0169330_0155193.jpg
fumica cafeさんは、去年の秋に訪れたですが、今年になって閉店されてしまったようです。人の多い哲学の道近辺でゆっくりできるお店だったので残念です。

by kyoto-omoide | 2009-11-02 11:30 | 京都(特別公開) | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード


<< 京都御苑ライトダウン      法然院と銀閣寺の特別拝観へ(前編) >>