第43回京都非公開文化財特別拝観

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11月上旬の10日間、秋の非公開文化財特別拝観が行われます。おととし(第43回)訪れたお寺です。(2007年11月3日、11月10日訪問)



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京都御所の横に位置する廬山寺です。
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源氏物語ゆかりの廬山寺は常時拝観できますが、この特別拝観では元三大師堂の秘仏・元三大師像が御開帳されました。
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本堂を上がると、「源氏の庭」と呼ばれる庭が広がります。
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夏の桔梗が咲き誇ることで知られるこのお庭ですが、この時期はリンドウが咲いていました。
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桔梗もリンドウも紫色・・・源氏物語の作者、紫式部にちなんでのことでしょう。
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平安の時代より読み継がれて一千年、紫式部による「源氏物語」は、この地で執筆されたと伝わります。
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源氏庭は平安朝の庭園の「感」を表現したものであり、白砂と苔の庭です。源氏物語に出てくる朝顔の花は今で言う桔梗のことだそうです。
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春と秋に行われる非公開文化財特別拝観では、府内の各大学の学生さんによるガイドも楽しみです。一生懸命にガイドされる姿はなかなか感動します。それにしても皆さん、よく勉強されています。
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元三大師堂に安置されている秘仏、元三大師像(御本尊)を拝観して廬山寺を後にしました。
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続いては、御所の北側の今出川通に位置する「冷泉家(れいぜいけ)」です。平安時代より和歌の宗家である冷泉家邸宅は、近世公家住宅の代表的遺構として知られます。
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今出川通に南面して建つ表門の屋根の両隅には亀像瓦がのっています。これは冷泉家が御所の北に位置していることから玄武を表わしているそうです。
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平安時代より「和歌の家」として伝統を守り伝えてきた冷泉家。明治時代、公家の多くが東京に移った際も京都に残ったため、旧地にほぼ完全な形で邸宅が保存されました。
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重文の大炊殿内部も公開されました。
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土間正面上方に吊られている「しゃぐま」と呼ばれる藁の束です。
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いわゆる「魔除け」ですが、これは、祇園祭の山鉾巡行で先頭を行く「長刀鉾」の竿頭に掲げられているものが、毎年、巡行後に冷泉家に届けられるそうです。
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冷泉家邸宅は現存する最古の公家住宅としてS57年重文に指定されました。
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歌聖と仰がれる藤原俊成、定家父子を遠祖とする「和歌の家」で定家の孫・為相を初代として、以来800年にわたり和歌の宗家としてその伝統を今日に伝えてきました。
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上の間には貝桶と、貝合わせが展示されていました。
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貝合わせは、平安時代から伝わる遊びで、貝殻の色合いや形の美しさ、珍しさを競ったり、その貝を題材にした歌を詠んでその優劣を競い合ったりする貴族たちの遊びでしたが、貝覆いという今の「神経衰弱」のような遊ばれ方もされていたようです。
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以前からよくこの前を通ってましたが、同志社大学のキャンパスに囲まれるように建っていることもあって、大学の施設なのかなと思ってましたが、今回、内部を拝観して、歴史と格式の重さに感銘を受けました。
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こちらは南禅寺の塔頭、南禅院です。南禅寺境内の疏水の水路閣(赤煉瓦アーチ)の奥に佇む南禅寺の発祥地と言われるお寺です。
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通常の拝観では庭園だけの公開ですが、特別拝観では方丈に上がって、重文亀山法皇座像を見ることができました。
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亀山法皇坐像は、南禅寺の開基亀山法皇の肖像彫刻で、現存する天皇の肖像彫刻としては最古のものと言われています。坐像前の天蓋には総数約15万個のビーズをつないだ直径約1メートルの八角形の瑠璃燈(シャンデリアのようなもの)も見ることができました。
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方丈から庭園を眺めた後は・・・
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歩いて庭園を一周します。
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亀山上皇が自ら作庭したと伝わる池泉回遊式庭園です。
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紅葉がとてもきれいなところで、最盛期には真っ赤になります。
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観光客の多い南禅寺の境内の中では比較的静かなお寺です。
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最後は、この年初めて公開された尊勝院です。この年のポスター(一番上)に使われたように今回の特別拝観の目玉でした。
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尊勝院は粟田神社の先を上がったところにあり、青蓮院の飛地境内にあたります。
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保延年間に陽範阿闍梨が比叡山横川に尊勝坊を開創したことに始まり、その後青蓮院三条白川坊の裏に移されたと伝えられています。応仁の乱により荒廃しましたが、文祿年間に豊臣秀吉によって本堂が再建されたといわれています。大正4年に寺地が現在地へ移転した際、建物は本堂のみが移されました。
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本堂内陣を拝観しました。何といっても、史上初のご本尊・元三大師像の御開帳に約1200年ぶりの公開(って誰か確かめたんでしょうか(笑))と言われる米地蔵尊像が目玉でした。他にも狭い本堂の中に、千手観音坐像、毘沙門天立像などたくさんの仏像があって圧倒されました。尊勝院はおととし以降、昨年、今年と秋の特別拝観で毎年公開されるようになりました。
by kyoto-omoide | 2009-11-08 10:00 | 京都(秋) | Comments(0)
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