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2009年 11月 10日

泉涌寺夜間特別拝観(前編)

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天皇即位20年の奉祝行事として、泉涌寺で初の夜間特別拝観が行われました。(2009年9月19日訪問)



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今年9月のシルバーウィークに泉涌寺のライトアップ・夜間拝観が行われることになり、初日の19日は「そうだ京都行こう」会員のみが拝観できるイベントがありました。
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明るいうちに集合し、まずはお寺の僧侶さんの案内で境内を回ります。
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この月輪陵には、四条天皇をはじめ後水尾天皇から仁孝天皇までの25陵、5灰塚、9墓が営まれています。
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続いて方丈に上がりますが、普段の一般公開では見ることのできないお庭も見ることができました。
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ステンドガラスの向こうに・・・
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白砂と石組のお庭が広がります。
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続いて御座所の庭園です。こちらは常時公開されていますが、ライトアップは初めてということになります。まだ明るいですが、どんな風にライトアップされるか楽しみです。
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特別拝観にあわせて、普段は見ることのできない文化財も多数展示されていました。
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庭園にも灯りがともり始めました。
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一旦、御座所を出て境内を歩きます。暗くなり始めた群青の空に仏殿が浮かび上がっていました。
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黄色に・・・
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赤色に・・・
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青色に変化していくライトアップの妙にしばし見入りました。
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こちらの舎利殿は普段は扉が閉ざされていますが、特別公開の期間中、ミニコンサートなどが行われます。
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さて、こちらは霊明殿です。泉涌寺は皇室の菩提寺であり、皇室との関連が深く御寺(みてら)とも呼ばれています。そういうことからも今から50年ほど前までは、一般の人々が足を踏み入れることの出来なかった非公開のお寺でした。
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ここに歴代天皇の御尊牌が奉安されています。中央には、四条天皇御尊像(木像)と御尊牌をはじめ、明治天皇・昭憲皇太后・大正天皇・貞明皇后・昭和天皇・香淳皇后の御真影、御尊牌が奉安され、それ以前の天皇・皇妃・親王方の御尊牌は左右の御扉内に奉安されています。
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今回の特別拝観では、この霊明殿が初めて開扉され拝観することができます。
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入母屋造り桧皮葺き、外観は宸殿風の建物で、すべて尾州桧材で造られ、殿内は内陣・中陣・外陣に分かれ、内陣は五室の宮殿造りとなっています。ろうそくの明かりだけがゆらめく神聖な空間で、その厳粛さに心打たれました。
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境内ではいろいろなお店が出ていましたが、泉涌寺御用達の矢尾治さんが奉祝そばをふるまっていましたのでいただくことにしました。
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矢尾冶は明治元年創業の各宗派御本山御用達、仕出し専門の精進料理屋です。秋風の夜にいただく暖かいおそば、美味しくいただきました。

by kyoto-omoide | 2009-11-10 18:00 | 京都(秋) | Comments(0)
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