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2010年 01月 05日

京都の新年③(都七福神めぐり(前編))

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お正月に、日本最古の七福神と言われる京都の都七福神を巡りました。スタートは、皇服茶をいただいた六波羅蜜寺です。七福神で唯一の女神である「弁財天」を祀り、金運・財運の神として福徳自在のご利益とされています。(2008年1月1日、4日訪問)



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続いて向かったのは、ゑびす神社です。
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商売繁盛、旅行安全、豊漁等の守護神で庶民救済の神といわれる「ゑびす神」を祀っています。
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毎年1月10日を中心に「十日ゑびす」が行われ、商売繁盛、交通安全、家内安全のご利益を求める参拝者で賑わいます。初詣も多いのかなと思ってましたが、皆さん、八坂さんに行かれるのか静かに参詣することができました。
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知恵を働かせ体に汗して労働に従事していれば必ずこのゑびす神が福財を授けてくれると言われています。
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ところで、鳥居にかかったえべっさんのお顔をよく見ると・・・
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箕のような形をしたところにたくさんの小銭が。
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これは福箕と呼ばれ、遠くから賽銭を投げてうまく入ると願い事がかなうと言われています。その下には熊手がしっかりとこぼれたお賽銭を受け止めています。ここでもいいのかな~^ ^;
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十日ゑびすの時は危険なので取り外すそうです。そりゃ、あの大混雑の中でみんなが小銭をほおり投げたら後頭部直撃の人続出ですもんね。
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二つ目のゑびす神のご朱印をいただきました。
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ところで、えべっさんはご長寿ということで耳が少々遠いようで・・・^ ^;
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左側にまわって、「トントン」と叩いてお詣りします。すると、気付いて願い事を聴いていただけます(^-^)
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隙間から覗くと・・・いらっしゃいました。気づいてくれたかな~。よろしくお願いします~^^
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続いて、東寺の「毘沙門天」をお参りしました。
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東寺の中にあることもあり、大勢の方が初詣に訪れていました。
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こちらの毘沙門堂の中にいらっしゃいます。北方の守護神、仏教を守護する神であり、毘沙門天を信仰すると十種の福を得るとされています。ところで、去年の2月、この中に安置されている不動明王立像が盗難にあいました。ニュースにもなりましたが、建仁寺の仏像を盗んで逮捕された犯人の自宅から見つかりました。
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3つ目の毘沙門天のお参りを無事済ませました。
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次に向かったのが、宇治の黄檗にある萬福寺です。
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萬福寺は黄檗宗大本山の寺院ですが、なんとなく日本のお寺っぽくありません。
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中国・明出身の僧隠元を開山に請じて建てられたお寺です。そのため、建物や仏像の様式、儀式作法から精進料理に至るまで中国風で、日本の一般的な仏教寺院とは異なった景観を有しています。
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立派な山門をくぐって天王殿に向かいます。
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ここにいらっしゃるのが・・・
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「布袋さん」です~。
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布袋象は弥勒菩薩の化身とされますが、日本で著名な半跏思惟形の弥勒菩薩像とは全く異なる太鼓腹のお像です。
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見ているだけで幸せな気持ちにさせてくれる豊かで豪快な表情ですね。
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お参りした後は、回廊を歩きます。なんとなく和と中が混在した趣を感じます。
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回廊の途中に梵鐘があります。こんな様式は初めて見ました。
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大雄宝殿(本堂)に安置されているご本尊の釈如来坐像です。
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京都の寺院のイメージにとらわれず中国の異文化のテイストが漂う独特の雰囲気を持った萬福寺、またゆっくり訪ねたいと思いました。特に「布袋さん」にはびっくりしました~。

by kyoto-omoide | 2010-01-05 09:00 | 京都(冬) | Comments(0)
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