
一日半かけて世界遺産・イスタンブール歴史地区を回ります。

イスタンブールは、ボスポラス海峡をはさんでアジア側とヨーロッパ側の両方、2大陸にまたがる大都市で、首都アンカラを上回るトルコ最大の都市であり、文化・経済の中心となっています。

イスタンブールの旧市街にあたるイスタンブール歴史地域は、歴史的建造物群が多く全体が世界遺産に登録されています。

まず訪れたのが地下宮殿です。

コリント式の円柱で支えられた広大な地下空間はローマ時代の貯水池です。

円柱の基部として、ビュザンティオン時代のものとされているメデューサの巨像の頭部が使われていることでも有名です。

地下の薄暗い空間に、この横向きと下向きの頭部は結構インパクトありました。

続いて、アヤソフィアです。360年に建設、537年に再建されたキリスト教の大聖堂です。

ビザンティン建築の最高傑作と評価されるほどの東ローマ帝国の代表的な遺構であり、その歴史と威容から、15世紀からのオスマン帝国の時代においても第一級の格式を誇るモスクとして利用され、20世紀になって無宗教の博物館になりました。

重厚な門を入ると、

天井に残された美しいモザイク画を見ることができます。

内部は再建時以来の直径31m、高さ51mの大ドームとモザイク画をはじめとするモスクとしての装飾が残ります。


最も有名なモザイク画が、このキリストを中央に聖母マリアと洗礼者ヨハネが描かれたモザイク画です。

かなりはげてしまっているのは、イスラム教の寺院になった時に漆喰で塗り固められてしまっていたからだそうです。それでもい、3者の表情豊かな顔はきれいに残されています。

もう1か所のモザイク画は、左側がキリストとビザンツ皇帝コンスタンティノス9世モノマコス、皇后ゾエが描かれ、右側は聖母マリアと幼いキリストがビザンツ皇帝・ヨハネス2世コムネノスと皇后イレネと共に描かれています。

どちらの画も金箔が光に美しく輝いていました。

続いて、ブルーモスクに向かいます。広場にはちょうど旬の屋台のトウモロコシのいい匂いが広がります。

アヤソフィアと広場を挟んで反対側に立つブルーモスクが見えてきました。

ブルーモスクは、オスマン帝国の第14代スルタン・アフメト1世によって1609年から1616年の7年の歳月をかけて建造され、世界で最も美しいモスクと評されます。

世界で唯一となる優美な6本のミナレット(尖塔)と直径27.5mの大ドームをもち、正式名称はスルタン・アフメット・ジャミィと言います。


内部も、数万枚のイズニク製の青い装飾タイルやステンドグラスで彩られ、

白地に青の色調の美しさから、「ブルーモスク」と称されています。

お昼は海に近いオープンテラスのレストランへ。


異国の風を受けながらいただくビールは最高です^^

この日も魚料理でしたが、出てきたのは塩サバでした。

そして、今回のトルコ旅行で、何度かデザートとして出てきたのが、この「ケマル・パシャ」です。トルコでは代表的なお菓子のようですが、その甘さは半端じゃなく、一口でギブアップしてしまいました^^;

ということで、食後はトルコアイス「ドンドルマ」をいただくことに。

トルコ発祥の粘り気のあるアイスです。

売り子さんのパフォーマンスも見どころのひとつ。

ビローン。のびるのびる。

はい、ポーズ。

「お譲ちゃん、全部どうぞ~。」「ぎゃ~。」

「やっぱりあげない。」「え~ん。」

「は~い。」

劇甘のお菓子が多いトルコでも程よい甘さの濃厚なドンドルマ、とても美味しかったです。

食後はグランドバザールへ買い物に。

イスタンブール旧市街にあるグランドバザールことカパルチャルシュには約4000軒ものお店が出店しています。

貴金属から衣料品、陶器やアクセサリー、絨毯まで売られています。出入り口だけでも20数箇所と、中はまるで迷路のようでした。

家へのお土産などのほか、自分用にブルーモスクの置物を買いました。

こちらはトルコ名物「サバサンド」の屋台。トルコ語ではウスクムル・サンドヴィチといいますが、日本人観光客に人気があるので、現地でも売り子さんが「サバサンド~」なんて呼びかけたりしています。焼いたサバの切り身をパンにはさみ、たまねぎを入れてレモン汁をかけていただきます。さっきお昼にサバを食べたので、残念ながらサバサンドは食べませんでした。

次は、ボスポラス海峡クルージングに出かけました。

金角湾を挟んでガラタ塔が建つ新市街を見渡せる、旧市街からクルーズ船に乗ります。船はまず新市街と旧市街を結ぶガラタ橋をくぐります。

イスタンブールは世界で唯一、アジア大陸とヨーロッパ大陸にまたがる町です。この2つの大陸を分けているのがボスポラス海峡です。

ドルマバフチェ・ジャーミーに続き・・・

豪華なドルマバフチェ宮殿が見えてきました。「水の宮殿」とも呼ばれる美しい宮殿です。トルコ共和国を建国した初代大統領アタテュルクは、1938年11月10日にこの宮殿の一室で亡くなりました。

行く手にはボスポラス大橋が見えてきました。

そのたもとに佇むのが・・・

オルタキョイ・ジャーミーです。

オルタキョイ・ジャーミーの先にあるボスポラス大橋は、1923年に誕生したトルコ共和国の建国50周年を記念して1973年に建設されました。

ボスポラス大橋とオルタキョイ・ジャーミーの風景はイスタンブールの代表的な風景の一つです。

さらに先に進むと、もう1つ橋、第ニボスポラス大橋が見えてきます。1453年にこの町を攻略したオスマン帝国のスルタン・メフメット2世にちなんで「ファーティフ・スルタン・メフメット大橋」とも呼ばれています。

この橋のたもとにあるのがルメリ・ヒサルです。スルタン・メフメット2世がコンスタンティノープルを攻略するために1452年に建設した砦です。

「ヒサル」とは「要塞」の意味だそうですが、その名の通り見るからに頑丈な砦ですね。

ルメリ・ヒサルは、後に監獄として使用され、現在は劇場として利用されているそうです。

ここで船は折り返し、帰りはアジア側の大陸に沿ってボスポラス海峡を進みます。途中には裕福な人たちが所有している別荘が並んでいます。

約1時間30分のクルーズが終わりました。

盛りだくさんな一日はまだまだ続きます。この後、イスタンブール新市街のシンボル「ガラタ塔」にも訪れました。

ガラタ塔が建つガラタ地区はビザンティン帝国の時代はジェノヴァの商人たちが暮らしていて、ガラタ塔は彼らによって1348~1349年にかけて建設されました。

ガラタ塔の最上階は展望台になっていて、イスタンブールの町並みを一望することができます。

眼下に先ほどクルーズしたボスポラス海峡を見下ろします。

遠くボスポラス大橋も見ることができました。

海峡をはさんで、モスクが立ち並ぶイスタンブールならではの風景が広がります。

左から、トプカプ宮殿、アヤソフィア、ブルーモスクと、イスタンブールを代表する遺産が並ぶ光景は圧巻ですね。

正面のガラタ橋を中心とした

モスクの立ち並ぶ風景も素晴らしかったです。

この旅最後の夜は、キャラバンサライで夕食とベリーダンスのショーを楽しみます。

トルコのお酒「ラク」をいただきました。別名「ライオンのミルク」と呼ばれます。これはアルコール分の高い透明のラクに水を加えると乳白色に変わることからこの名前が付けられました。

さて、ステージではベリーダンスが始まりました。

ベリーとは「お腹」を意味するそうで、女性ダンサーが腰を動かしながら踊ります。

最初、「へそ踊り」と聞いていたので、宴会芸のようなショーを想像していましたが^^;、あまりのことにびっくり。

ベリーダンスはエジプトをはじめ、古くから中近東に伝わっていましたが、イスラム教が広まるにつれ、肌を露出することは敬遠されてきました。しかし、現在のトルコは政教分離政策によって戒律が緩和されているので、このようなダンスを楽しむことができるようになりました。

このダンサーさんの超高速の腰の動きには、観客の皆さん(自分を含めて)は、口をあんぐり。


ということで、朝から大充実の1日、興奮^^;と心地よい疲れでトルコで過ごす最後の夜は暮れていきました。明日の夕方はいよいよ帰国の途につきます。