ホテルフジタ京都(後編)

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名残惜しいですが、チェックアウトしました。



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閉館まであと一週間という最後に初めて泊まることができたホテルフジタ京都。
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1970年の開業後、映画界全盛期のころには石原裕次郎や勝新太郎、高倉健ら往年の銀幕スターが定宿としていたそうです。他にも、南座に出演する歌舞伎役者や、京都出身のミステリー作家、山村美紗さんの推理小説にもしばしば実名で登場するなど各界の著名人にも親しまれてきました。また、1970年といえば大阪万博が開催された頃で、たくさんの万博来場者が宿泊しました。
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それ以来、鴨川沿いから東山を望む立地の良さが人気で観光客の利用も多く、京都を代表するホテルの一つでした。
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この日も宿泊客らしき人がホテルの周りを散歩しながら別れを惜しまれていました。
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ホテルフジタ京都は、藤田観光が経営するホテルで、ホテルとしては黒字経営だそうですが、会社全体の経営環境改善のため土地建物の賃貸借契約が切れるのを機に閉館を決めたそうです。
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泊まってみて、確かに最近の新しいホテルより設備は劣り、老朽化も進んでいました。
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でもそれ以上に、長きにわたって多くの人から愛されてきたのがわかる何とも言えない味がありました。
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最近の新しいホテルにはない落ち着いた格調とおもてなしに、老舗のホテルらしさを感じるとともに時代の流れを感じました。
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今後の活用法についてはまだ決まっていないそうで、京都市としてはホテル誘致を望んでいるそうです。
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なんといっても鴨川に面し、東山から比叡山、大文字山を一望するこの環境。
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京都でも屈指の風光明媚なホテルでしたので、他にはかえがたいその景勝を活かして再建してほしいものです。
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現在の建物は取り壊されるそうですので、この風景も見納めということになります。
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そして、おとといの1月29日午前、多くの常連客の方が別れを惜しむ中、満室となったお客さんを見送って40年の歴史に幕を下ろされました。
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記念に持って帰ってきた領収書。「またのご利用」もできなくなりました。
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今後は姉妹ホテルである京都国際ホテルに経営資源を一本化していくそうです。国際ホテルといえば昨年6月のお式でお世話になった、こちらも50年の歴史をもつ老舗のホテルで、やはり新しいホテルとは違う雰囲気がありました。宿泊施設が少ないとされる京都も駅前を中心に大規模ホテルやチェーン店がたくさん建設されていますが、老舗のホテルでしか味わえない格調やおもてなしの精神は受け継がれていってほしいと思いました。
by kyoto-omoide | 2011-01-31 09:30 | 京都(宿泊) | Comments(0)
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