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2011年 10月 22日

時代祭2010 ⑥ -吉野時代-

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吉野時代行列が進んできました。(2010年10月22日観覧)



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まず進んでくるのが楠公上洛列です。
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元弘3年(1333年)5月、第96代後醍醐天皇が隠岐より還幸される際、楠木正成(くすのきまさしげ)は一族郎党を率いて兵庫に迎え、先導して京へ上洛しました。これは楠公(なんこう)一代の盛事とされています。
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本列はその楠公を中心とした行列を再現しています。
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勇ましい甲冑姿の行列が続き、目の前でほら貝を吹いてくれました。
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この時代の甲冑は平安中期より鎌倉時代に盛んに用いられた大鎧(おおよろい)、特に腹巻(はらまき)、胴丸(どうまる)が多く見られます。
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そしてその後ろから進んできたのが・・・
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主将 楠木正成です。紫末濃(むらさきすそご)の大鎧、兵庫鎖太刀(ひょうごくさりのたち)に豹の鞘(さや)を着けています。
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その後ろには、
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副将の正季(まさすえ)が続きます。
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逆沢瀉縅(さかおもだかおどし)の大鎧に革包太刀、蛭巻太刀(ひるまきのたち)を着けています。
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楠公上洛列が行き去ると、
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中世婦人列が進んできます。
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華やかな衣装の女性を中心とした行列で見どころの一つとも言われています。
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まず進んでくるのが大原女(おはらめ)です。
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この列では室町末期頃の姿を再現しています。
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続いて、桂女(かつらめ)。
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洛西の桂から、鮎や飴を売りに出たり、婚礼や出産の際には祝詞を唱えるなど、巫女としての役割も果たしていました。
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本列では室町頃の小袖に桂包(かつらづつみ)した姿となっています。
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洛西桂には古来、婦人の髪を包む風習(桂包)がありました。
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続いて、淀君(よどぎみ)。
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太閤秀吉の側室であり、浅井長政の娘。豊公の寵愛をあつめ、秀頼公の生母でもあります。
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侍女を従えたその外出姿は、唐織、刺繍、染め、絞りといった最高の技術を集めた桃山時代を代表する豪華さです。
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続いて、藤原為家の室(ふじわらためいえのしつ)。
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『十六夜日記』の筆者で、子息・為相(ためすけ)の所領訴訟の為に天下りしました。ここでは中世女人の旅姿です。
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最後は、静御前。
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源義経の愛妾で、悲劇の女性として知られています。本列では白拍子時代の姿で水干、単小袖、白の切袴を着け、立烏帽子をかぶり鼓を持っています。童女一人が従い、絹傘を差しかけています。

※今日10月22日は117年目となる今年の時代祭が行われる予定ですが、お天気が心配ですね。。。

by kyoto-omoide | 2011-10-22 12:55 | 京都(祭) | Comments(0)
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