鎌倉散歩 #26 －喫茶ミンカ－

北鎌倉の古民家カフェへ。（2010年10月2日、2012年8月5日訪問）



JR北鎌倉駅から建長寺のほうに向かって歩いていくと、喫茶ミンカさんのプレートが見えてきます。矢印に従って進んでいくと、路地が奥へと続いています。突き当りには緑に包まれた1軒のおうち。OPENの文字にほっとして、緑の中をかき分けて進むと見えてくるのが、「喫茶ミンカ」さんです。気持ちのいい緑の中に続く木の路を進んでいくと、木のつくりが懐かしい、まさに古民家が見えてきました。緑と木が調和した安らぎを感じさせてくれる作りのお店は、築60年の日本家屋をリノベーションして作られました。早速おじゃまします。お店の中も緑の光が入り込み、白と木を基調とした内装がナチュラルな雰囲気を創り出していました。木と緑の温もりに包まれた店内は、どこか懐かしさを感じさせてくれる、ゆっくり寛げそうな空間が広がっていました。入り込む緑の明りを感じながら、ランチをいただきました。いただいたのは「野菜のお弁当」（1200円）お弁当箱の中には、この日はコリンキーと湘南レタスのサラダ、マカロニサラダ、野菜の春巻き、野菜のキッシュ、夏野菜のラタトゥユ、トウモロコシと三つ葉のかき揚げ、いんげん豆の胡麻和えがぎっしりと詰まっています。それに、玄米ごはんとたたきオクラと生姜の味噌汁がついて、お腹と健康にも優しいランチ＾＾野菜の旨みが十二分に感じられる美味しいお弁当でした＾＾食後には水だしアイスコーヒーをいただき、ゆっくり寛がせていただきました。実はここを訪れたのは2回目で、最初は秋の夕方に訪れていました。その時にいただいたのが、自家製プリン（400円）。カスタードもカラメルも素朴な甘さの手作りのプリンは、懐かしい記憶を呼び起こしてくれそうな美味しいお味でした。そして、おいしいコーヒー（500円）をいただきました。京都「オオヤコーヒ」がら豆を取り寄せ、一杯ずつ丁寧にネルドリップで抽出していただけます。オオヤさんらしい酸味と苦味のバランスがいい深みのある味わいの美味しいコーヒーでした。食事もスイーツもコーヒーも美味しいことで人気の高いお店で、お客さんが切れ目なく訪れていました。お店を出る頃には夕暮れが忍び寄り、入口の看板を照らすほのかな灯りが印象的でした。お店の名前の「ミンカ」とは「民家」の意味ではなくて、アンデス地方の古い言葉で「あなたが私の畑で働き、わたしはあなたの畑で働く」という意味だそうです。緑に包まれた古民家カフェで、ゆったりと寛ぎの時間を過ごすことができました。この9月からは夜の営業も始められました。夜はお店の名前も「ミンカノヨル」に変わるそうで、また訪れてみたいです。