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2019年 02月 24日

京の冬の旅2019 -伊藤若冲ゆかりの特別公開(宝蔵寺、旧三井家下鴨別邸)-

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奇想の画家 伊藤若冲。



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河原町の裏寺町に佇む「宝蔵寺」。
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普段は非公開のお寺ですが、毎年2月中旬に特別公開されます。
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弘法大師空海の創立と伝えられ、その後、文永6年(1269)如輪上人により元西壬生郷に開基されました。弘安2年(1279)に如輪上人が遷化、天正9年(1581)玉阿律師が中興再興された。 玉阿律師は天正18年(1590)に遷化、天正19年(1591)に現在地に移転した。
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本尊阿弥陀如来像は、元禄13年(1700)と刻まれています。天正年間(1573~1591)、秀吉の寺町整備により寺町の裏側に当たる裏寺町に移転しましたが、
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元治元年(1864)の禁門の変(通称「蛤御門の変」)により全焼し、 現在の本堂は昭和7年(1932)の建立です。
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伊藤若冲の伊藤家の菩提寺としても知られ、毎年2月上旬、伊藤若冲生誕会による寺宝特別展が行われています。
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まずは本堂でご本尊阿弥陀如来立像、脇侍の観音・勢至菩薩像、両脇に善導大師像と法然上人像にお参りします。
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寺宝展は書院で行われ、今年は伊藤若冲(1716-1800)の弟である伊藤白歳(宗巌、1719-92)が生まれて300年にあたることから、「伊藤白歳生誕300年記念&若冲生誕会」と称して、毎年恒例の若冲筆「竹に雄鶏図」、「髑髏図」、生誕300年を記念して宝蔵寺が所蔵する白歳筆「羅漢図」、「南瓜雄鶏図」、さらに、近年発見された若冲とも交流のあった大阪の松本奉時(生年不詳~1800)筆「大黒天図」も公開されました。
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伊藤若冲は江戸時代中期の正徳6年(1716)、京都高倉錦小路南東の角にあった青物問屋「桝屋」の三代目伊藤源左衛門の長男として出生しました。
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元文3年(1738)若冲が23歳の頃、四代目源左衛門となりましたが、
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30代の頃より絵画を志し、宝暦5年(1755)に次弟・宗厳(白歳)に家督を譲り茂右衛門と改名し画事に専念するようになりました。
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若冲は、寛延4年(1751)9月29日に父母の墓石、
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明和2年(1765)11月11日に末弟・宗寂の墓石を宝蔵寺に建立しました。
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近年人気が高い伊藤若冲の作品を、
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伊藤家菩提寺の宝蔵寺で鑑賞することができました。
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続いて下鴨神社へ。
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糺の森の手前、
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一の鳥居のそばにあるのが、
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「旧三井家下鴨別邸」。
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普段は1階と庭園の見学が可能ですが、
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2月7日(木)~3月19日(火)、「京の冬の旅」特別企画として、「主屋3階望楼の特別公開」と2階で「綴プロジェクト高精細複製品特別展示」が行われました。
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表門をくぐり、
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建物を見ながら玄関で受付をして中に上がります。
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1階のお座敷はカフェになっていて、
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庭園を眺めながらお茶を楽しむことができます。
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2階へ上がります。
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今回2階で展示されているのが、
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綴プロジェクトにより制作された、
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「樹花鳥獣図屏風」(高精細複製品)。綴プロジェクトは、特定非営利活動法人京都文化協会とキヤノン株式会社による、オリジナル文化財の保存と高精細複製品の活用を目的とした社会貢献活動で、海外に渡った日本の文化財や小中学校の教科書で馴染みのある文化財などを対象に、最新のデジタル技術と京都の伝統工芸の技を融合し、オリジナルに限りなく近い高精細複製品を完成させ、広く一般に公開することで、日本の優れた文化や芸術をより身近に接する機会を提供しています。
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この「樹花鳥獣図屏風」は、奇想の画家 伊藤若冲の代表的な作品で、
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その中でも、「枡目描き」「モザイク画法」と称される手法で描かれた独特の作品として異彩を放っています。
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右隻は白象が主役の「獣尽くし」、
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左隻は鳳凰が主役の「鳥尽くし」で、
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実在の身近なものから、
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空想上の生き物まで、
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様々な鳥獣が水辺に群れ集う風景が描かれています。
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伊藤若冲が発明したと考えられる独自の描法、
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枡目描きと呼ばれる奇想天外な描法で描かれた動物と鳥の楽園は、
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江戸時代の絵画のイメージを覆す、
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新鮮な驚きに満ちています。
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右隻では正面を向く白象を中央に配し、周囲に獅子・豹・猪・栗鼠・麒麟・牛・兎・鹿・手長猿等さまざまな種類の獣と樹花を、
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左隻では鳳凰を始めとし、鶏・鵞鳥・雉・錦鶏・孔雀・七面鳥・鸚鵡・鴛鴦・白鷺等、多種多様な鳥と樹花を描いています。
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実物大ならではの迫力と美しさを、
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間近で鑑賞することができました。
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「樹花鳥獣図屏風」を鑑賞した後は、
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庭園に向かいます。
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母屋を出て、
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池の反対側に進むと、
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池面にその姿を映しこんでいました。
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庭園を一周し、
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夕日に照らされた母屋を見上げ、
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旧三井家下鴨別邸を後にしました。
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表門を出て、
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下鴨神社への参拝客が行き交う道を、
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戻っていきました。

by kyoto-omoide | 2019-02-24 12:15 | 京都(特別公開) | Comments(0)
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