蘇⺠将来⼦孫也

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今年も夏が終わろうとしています。新型コロナウイルスの第2波の影響で、さまざまな制約が生まれた今年の夏。今まで当たり前に行われていた行事やイベントが中止になり、前例のない夏が過ぎていきました。京都の夏の最大の行事である祇園祭も、山鉾巡行・宵山行事の中止、神事のみを粛々と行う形で執り行わましたが、祇園祭に関わる伝統文化の維持、継承という意味で大きな影響を残しました。



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このような状況に鑑み、公益財団法人祇園祭山鉾連合会では、「粽(ちまき)」などの授与品をリターンとしたクラウドファンディングを実施し、来年に向けて無事に開催できるよう、応援の呼びかけを行いました。「粽」は宵山期間に販売される授与品のひとつで、その売り上げは文化財の維持保全などに役立てられてきましたが、今年は、山鉾巡行・宵山行事の中止によりその販売の機会を失ってしまいました。その粽をリターンとしたクラウドファンディングがいくつかの事業者で行われ、今回、「THE KYOTO『行き場を失った粽を全国へ! 疫病退散の祈りをこめた祇園祭・厄除け粽お届けプロジェクト』」に参加させていただき、わずかながら寄付をさせていただきました。

【しっかり応援】粽+お名前掲載+オリジナル画像をデータ送付

「蘇⺠将来⼦孫也」と記した護符を付した厄除け粽、公益財団法人祇園祭山鉾連合会ホームページへの名前掲載、そして祇園祭のオリジナル画像の送付が受けられるものです。

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そして、その粽が先日届きました。
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授与された粽は、
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祇園祭山鉾連合会の「特製ちまき」。
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紅と金の護符が飾られたシンプルながらも格好の良い仕立てで、
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護符には令和2年の文字が入った、
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“今年限りの貴重な粽”です。
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粽は、⼋坂神社の祭神・牛頭天王(=スサノヲノミコト)が旅の途中にもてなしてくれた蘇民将来へのお礼として子孫繁栄・疫病退散を約束したことに由来する「蘇⺠将来⼦孫也」と記した護符を付した粽が始まりで、
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この護符を持つ者は疫病を免れるとされ、粽を⽞関に飾ることで1年間の無病息災を願うものです。
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毎年7月10日の前祭山鉾建てから7月24日の後祭巡行までの約2週間、約20万本の粽が授与されてきました。この粽は京都市郊外の農家の方々が中心となり、前年から笹を準備し、祭りに奉仕することを誇りに思い、一つ一つ心を込めて手作りしているものです。
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しかし今年は新型コロナウイルスにより主要行事が中止となり粽の授与が難しくなり、すでに完成していた12万本の粽の行き場がなくなってしまいました。厄除け粽の文化と伝統、担い手を守り、そして新型コロナの早期収束を願い、今回のクラウドファンディングを通じた粽の授与が行われました。
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今回のクラウドファンディングによる寄付額は想定を大きく超える1582万円に達したそうで、祇園祭に寄せるたくさんの人の思いが来年の祇園祭の無事の実施に寄与することを祈らずにはいられません。
by kyoto-omoide | 2020-08-31 00:00 | 京都(祭) | Comments(0)
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